ALICEの館35 公式図録 アリスソフトの思い出話いろいろ

ALICEの館35 公式図録 アリスソフトの思い出話いろいろ

書いた人 : nyalra nyalra


楽しみにしていた、アリスソフト35周年記念展「ALICEの館35」公式図録が到着。


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とても厚い! これが35周年の重みか……。

 90年代後半~10年代前半あたりまでなら7割くらいプレイしていた。思い入れもひとしなお一冊。自分はランス10が有終の美を飾ってくれたおかげで、日本における美少女ゲーム文化は綺麗に幕を閉じたとも思っている。そんなランスの歩みを辿っていく本書は、ある種のエロゲーの歴史そのものとすら感じます。


うおお。『零式』!


 かっこいい……このジャケット(廉価版はこのイラスト)から漂うシリアスな世界観と、本編自体はのほほんと絵本のような雰囲気を醸し出しているギャップ、とはいえやっぱりアリスらしくハードな展開も、というごちゃ混ぜな空気で緊張が続く時代。なにもかもが素晴らしい。


『ままにょにょ』でのアレンジ版ですが、名BGM。『The First Stage』。


 なんというか……「ゲームだ!」って感じが漂っていて元気が出るんです。

かわいい……奈良県さんの絵は、少女も熟女も等しく艶があります。


なんてワクワクする画面なんだ。

 画面上に数字がたくさん書いてあると……カッコいい!!!


かえるにょ。


 ママトトも、にょシリーズも大好き! あのシステムの集大成としてランス9が登場したときは感涙でしたね。BGMでもママトトをやってくれて……。ここでランスじゃないアリスソフトにも一区切りがついたのだなあと9でしみじみと。



ナルツガイス……素晴らしいデザイン。

 結局、にょまで含めたら何百時間遊んだシステムなのだろう。



このあどけなさ。歴史だ……。


やはり『アトラク=ナクア』は、凄い。プレイした後にたまたま『魍魎の匣』を読んで、もう妖しい女子学生の歪で美しい関係から戻ってこれなくなりましたもん。蜘蛛モチーフなゴシックお姉様。



文章の一つ一つが耽美。

 90年代における、伝記モノビジュアルノベルゲームの最高峰でしょう。

ゲーム開始して3分で、このスチル。

 一気に引き込まれた。


良い……。

 説明不要、一枚絵から伝わるオーラ。存在しない青春が脳味噌を迸っていく感覚こそが美少女ゲームだ。そういった点で、世界では時折こちらの一枚のような奇跡が誕生する。



このスチルがどれだけ素敵かを記事にしたこともあったね。

「月夜の晩に好きな人とダンスって、ステキなコトだと思わない?」

 ↑すべて、仰るとおりです。


エロゲーとスチルの歴史は非常に勉強になる。

 ドット絵からCG。ぐんぐん上がっていく解像度。

 ドット絵自体が打てる職人の居ないオーパーツとなり、CGイラストは絵師の需要が高騰し、そう簡単に作品一つへ有名イラストレーターをべったり年単位で拘束できることもなくなった。当然、美少女ゲームなるニッチなジャンルは御存知の通り衰退していくのである。

 アリスソフトも今では殆どエロブラウザゲーのみ。時代ですね。



 ところで、今僕は趣味でノベルゲームを製作中なのですが、そちらはお久しぶりさんにイラストをお任せしております。古き良きビジュアルノベルへ真っ向から挑戦したく、お久しぶりさんの稼働量も当然結構なことに。なんとありがたい。だからこそ、現代できちんと小細工なしにノベルゲームを打ち出す意義、それによるイラストレーターの新たな挑戦が評価されていくと信じて頑張ります。僕の書くシナリオが面白くなさすぎて足を引っ張ったら、当然すべて僕の責任です。その時は先生のスチル群を眺めつづけて元を取ってくださいね。

 がんばるよ。ものすごく創作意欲をもらえる、「あなた達に憧れてゲームを作っているのだ」と改めて認識できた、あまりに思い出が詰まりすぎている一冊でした!

ちょっとだけ新作のチラ見せ。

 先生の美術を最大限活かしていくための試行錯誤こそ、僕らの見せ場ですね。ビジュアルあってのビジュアルノベルゲームですから。

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