
『猛毒電波ばっどとりっぷ』なる電子雑誌を配信しました。
どんな内容かは、見出したちの勢いから十二分に伝わると思いますし、内容としても期待を裏切らない「濃さ」だと断言できます。好きなライターたちに、「表では書けない面白い話溜まっているんじゃないですか?」と連絡し、皆が即座に乗ってきてくれたことが喜ばしい。
声掛けなり企画なりは行いましたが、その他のいろんなことは文也が担当してくれました。昔、一緒に同人誌作ってきた仲の延長ですね。雑誌の出だしに彼の詩が入っていると締まりますよね。ありがとうございます。
ちなみに、雑誌の最後に読者投稿募集ページもありますし、皆さんの強烈な体験はどしどし募集していきたいです。みんなで訳のわからん謎の媒体を築き上げていきましょう。
今回、僕は「インターネットの話こそ面倒臭すぎてネットでできなくなった」と感じ、久々に思いっきりネットの話を書いていますが、次回からはもう少し現実の話に踏み込もうかなと思います。せっかく海外をたくさん体験してきたのだし、表では書きにくい体験もありますから。
以下、自分のコラムを抜いた中身への感想。
・猟奇犯罪大好きショタコンお姉さん、ポーランドから来たオタク/岩倉文也
文也との付き合いも相当長いのですが、彼はひょんなタイミングでわけわからん出会いが発生するので面白い。読んでいて、これもまた歪な形ながら青春でもあるんだろうなあと思う。彼が不登校時代を終えて大学で上京した際に、「にゃるらさんと話してみたい」と連絡が来てからの縁だったと振り返ると、僕もまた奇妙な出会いの一つとして変な大人役を果たせたのかなと嬉しいですね。
・《東方星蓮船》を無理やり遊ばせるウイルスを作った東方厨/赤野工作
赤野さんからは、「表のゲームメディアには載せられそうにないネタ案」を即座に複数送っていただき、中でも個人的に読みたかったのがこちら。この意味不明さこそ好きだったインターネットだなあとテキストサイトの残り香に酔う。
・LSDとの出会い/木澤佐登志
元より木澤さんに絶対声かけをすること前提で走らせていたような企画ですが、どストレートに読みたいものがやってきて大興奮でしたね。こちらを読んで、僕ももっとこっち方面の思い出話を次は書きたいなとモロに影響受けましたから。ぜひとも、読者の皆さんにもバッドトリップを追体験してもらいたい。
・indexからBBS、そしてSNSへ─「UG」は何を求め、何処へ向かうのか/梨
梨さんと雑談をしていた際、「もうGoogle検索使わなくなったね(エログロが検閲されているから)」と自然に話が通じ合ったことから生まれたコラム。お若い梨さんのアンダーグラウンドなネット経歴をそのまま覗いているようでドキドキとします。通ってきたところは同じだなあと読みながら過去を想う。
・ビェンフーの鳴き声/マシーナリーとも子
ライター陣ウケが良かったコラムです。僕も好き。自我まみれで仄暗いから。
原稿のテーマについて相談した際、「とにかく人生に鬱屈した思いがある」と話が出たので、それをそのままお願いしたら、なんというか「原液」が来たなあと、これだよこれ! と飛び跳ねましたね。クリエイターになりたい、アーティストになりたい、でも今一歩届かないし世間からどんどんずれていく!
そんな環境でしか生まれない退廃的で唯一無二なアートがあります。
・なぜ現代に雑誌を作る(べきな)のか?/Jini
Jiniさんもまた、ゲームライター方面からインターネットへの鬱屈した想い、雑誌時代への憧憬を抱えている方ですが、良い意味でのお硬さが雑誌の振れ幅へ寄与してくれているなと感じます。たくさんの視点で構成されてこその雑誌だと考えていますし。その上で彼が出した現代インターネットへの結論は読み応え抜群。メディアを諦めないJiniさんの冷静で熱い気持ちが現れています。
・児童ポルノを押収された時の刑事達との思い出話/カピオ
ある意味でもっとも社会からはみ出している生き方をしている友人からの寄稿です。
誰にも理解されない性的嗜好を背負って暮らす彼の生き様は、たとえそれがどんなに社会的に許されなくとも、いやだからこそ「文章として残っている」べきに思えますし、単純にあまりに珍しい実体験なので、読み物としての面白さ、また良い意味でただのロリコンでしかないからこその剥き出しの文章です。
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