NEEDY ANIME 12話『INTERNET YAMERO』

NEEDY ANIME 12話『INTERNET YAMERO』

書いた人 : nyalra nyalra

↑前回

  

 ゲーム版NEEDYでの「インディーらしい試み」の一つに、ストレス負荷のリアリティがあったと考えています。

 あめちゃんに返信しないといけないとか、そういった「ゲーム上に意味のない負担」が、まるで現実の同棲生活のようなリアリティを醸し出そうとしていた。

 この作品においての「日常回」。

 あるべき、新キャラと超てんちゃんの平和な日常を最後の最後まで取っておいた。その多大な負担はさぞかし構成上良くないことでしょう。だからこそ、ここまでやってこそようやく、ギャルゲー界でもトップクラスに面倒くさい女だったAmeが他人と交流できるようになったのです。

 僕がまるで、あめちゃんを嫌いで虐めていると、あらぬ誤解を受けた事もあったけれども、それもまた親の愛ゆえのものだと信じてもらいたいです。それはそれとして11話の展開は好きだけれど。ここまで我慢しておいたからこそ、12話の平和な超てんちゃんは何より可愛かったでしょう?

 ピエタ。


 バチカンで実物を見てきました。

 傷だらけのキリストを抱きとめる聖母マリア。

 このアニメで、唯一かちぇだけが、現状「母性」を背負う資格があります。配信者なんてやって現実から逃げ続けているうちはダメ。恋すらできないかもしれない。9話でかちぇが怒っていたように「傷ついている姿すらカッコよく見える」スターたちの中、「母」とは数字や容姿とは関係のない概念であり、ただ必死にまっすぐ生きたかちぇだけが磔のイエスを受け止められる。

 だからこそロリポップは、かちぇを連れてきたのですね。

 ラーメン屋の店員は「フツー」ですから、こんな紫だったりロリータだったり男装だったり、なんならピンクと水色ツインテールの女なんて、「ネット越しのフィルター」抜きで見たら距離を置くだけですから、もっとも「フツーに美人」なかちぇに興味を持つ。

 目ん玉が飛び出るくらいにカッコよかったんですよ、ダブルオー2期1話が……。

 12話になってようやく、日常的なシーンが描かれる。

 ここまで長かった……。でも、4話や5話くらいで超てんちゃんが、こんなに他人へ気を許している姿を想像できなかった。とはいえ、僕はあんまり肌色多め好きではないから、今回のお風呂シーンの長さには驚きましたが。美血華と超てんちゃんは一度腹を割って話す必要があったので、裸の付き合いをさせると書いたのは自分なんですけど。まさか、全員で入るとは。

 他者と真に繋がっていくには、「信頼して」秘密を共有していくわけで、そういった意味では美血華は「社交」ができるようになりました。まあ、超てんちゃん側はほとんど何も明かしていないから、まずは第一歩ですけど。本来なら順調に仲良くなっていく関係かもしれないし、似た者同士だからこそどっかで喧嘩するのかもしれないですが。

 「オーバードーズ」「自傷」というテーマを扱ったことに対する問いは何度も何度も繰り返し非難されてきたので、12話は自分がそこで感じた答えでもあります。

 そこに至るまでの12回分です。来週もあるよ!

 喪服が美人。

 禰智禍相手にはAmeも少しは気を許してくれるようでした。

 非常に重要な役割だったんです。禰智禍は。真善美を描こうと自分もそれぞれにテーマを背負わせた上でなお、結局「ちょっと心を開いてくれた」相手は、僕なりに善を書いてみた禰智禍だったのですから。



 アニメって車に乗るときは儀式が必要ですからね。とはいえ定番が過ぎますから、こちらは水移しまで丁寧にやろうと決めました。おかげで、美血華がそっと行う動作がシュールで大好きです。

 ドライブシーンのセリフは監督渾身で、何度も何度もリテイクしていました。おかげですごい緊迫感です。というかアクセルに届くのか。免許持っているなら、僕らよりも社会に適合できていますね。

 超てんちゃんも喜んでいるなら、いいね。

 最終回のような内容でしたが、来週に続く。


 あまりに曲の尺が短すぎて、この歌詞に繋がっていく物語だと全然伝わらないので、こちらで書かせてください。

 宮沢賢治要素やネット観など、すべてここへ繋げるつもりではありました。


インターネット・エンジェルという現象は

仮定された有機交流電燈の

かわいい虹色の照明です ぶいっ

あらゆる透明なアカウントの複合体


このクソゴミカスキショキショな現実を

忘れさせてあげる 慈愛の天使

大人のみんなにはナイショだぞ

大丈夫もうなにも怖くないから


こんなSNS抜けだして二人で海を見に行くぞ!

インターネットや・め・ろ〜!!!


 この曲のヒットには功罪があって、だからこそ僕もAiobahnも非常にもみくちゃにされました。よく喧嘩せずに済んだなあくらいに色々ありましたが、もっと酷いことが起きたおかげで(?)逆に、これからも一緒にいることでしょう。

 僕たち本当に頑張ったよなあ。


 ようやく、ちょっとはこの曲へ向き合えた気がしています。

 黒髪→ツートンカラー→金髪→黒に戻りました。もうすっかり一般女性です。


 このタイミングで、お久しぶりさんがちょっとえっちな絵を。

 いつも不幸なかちぇちゃんでした。


 さて、他のみんながどういう生き方を選んだのか、次週をお楽しみに。

 結構な準備をしてきましたよ。これで泣いても笑ってもNEEDY終わっちゃうわけですね。

 悲しいよね、あめちゃん……。

 エンドカードはMatcha先生。とても綺麗な青色を描いてくれました。

 先生は、アニメを気に入ってくださっていて、なんとカウントダウンイラスト含めて2回目の登場です。

 みんな、2000円くらいのフィギュアの姿に!


   12話分の映像をまとめてオープニングのフル尺を作りました。この時間は間違いなく楽しかったです。

 おやすみなさい。

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コメント (4)

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Anonymous 2時間前
How was the child Ame-chan that was buried under trauma and adult obligations saved in any way here...? Isn't this a bad end route?
Yuki_chan 5時間前
You know what Nyalra I'm going to be bold... You don't understand what you did with episode 12! It wasn't cute slice of life at all No, it was KAngel's victory lap One of the major sub-plots of the series (anime, games, and songs) has been the internal war of control between Ame's disparate personalities; Ame, KAngel, and to an extent Dark Angel. In this episode, we don't see Kache, Lolipop, and the rest of Karamazov rescuing Ame.. they rescue KAngel. Nechika was the only one who ever truly saw Ame, and thus the only one who could've saved her, but she got Kache, who never had the opportunity to meet Ame and only knew KAngel, and Lolipop, who values KAngel over Ame. We watch in subtle detail as KAngel, not Ame, bonds with Michica over self harm and medication. Even in the last scene where we see Ame talking to Nechika, Nechika calls Ame a "form", and KAngel acknowledges her as a "version" she used to suit the mood. We're watching KAngel puppet what's left of Ame like a costume
♡Mayatang_chan♡ 5時間前
What a blast I really enjoy it and almost cry since I'm also seen her family have friends for the first time and connect with someone! I'm just sad that kache retire from being a punk. When I don't know if you know there's a lot of alternative people who even though they got married and have a family they still wear alternative clothing never letting society pressure them to be properly wearing for a family. But I'm saying it too fast since I haven't even watched ep 13 but I'm a bit skeptical sorry Nyalra... that's my only criticism! I still hope you have a good night
DJ 5時間前
Great episode! After what we experienced last episode, I was really glad to have had the chance to dial it back and see how the girls experience their everyday lives in their own flavors. It was very bitter sweet seeing Nechika and her family this episode and I felt moved to see how far they all came to moving forward despite all they experienced individually and collectively. I especially loved that car scene with Lollipop driving, it was a pleasant shock that made me laugh quite a lot! It felt as if a lot of things came full circle this episode which was very satisfying to see. Thank you!