
トルネコの大冒険が突然配信される。
早速、トルネコを友達がプレイしている様子を横で眺める。こんなに恵まれた時間もない。ずっと、これくらいがいい。何度かエッセイで書いてきたけれども、自分の小学生の頃の楽しみは、学校をサボった時に母親がずっとトルネコの大冒険2をプレイしているので隣に座って攻略本片手に一緒に99階ダンジョンに挑戦することだった。寝ても覚めても母親がゲームに夢中ですごく嬉しかった。
という思い出があるので、とにかく他人が不思議のダンジョンを攻略している様子が落ち着く。

母親(と自分)が主にプレイしていたのが2なので初代は初めて。
まさか一番下に取りに行ったアイテムを入り口まで持っていく仕様だなんて。目的の階まで降りて終わりじゃない、出てくるまでがダンジョンという妙なリアリティに驚く。あとダンジョン数がめちゃくちゃ絞られていて渋い。非常にシンプルな作りが素朴でカッコいい。
それにしたって、初代の仕様として満腹度の減る速度はすごい。2では、いろんな部分が遊びやすく調整していたのだなあ。本命は2なので、この調子で是非とも2もリマスターしてもらえたら大歓喜です。
どんなに万全の装備をしていても一寸先は闇。石橋を叩きまくって歩かねばならない一触即発。この緊張感を近くから眺めつつ、自分はのんびりとしている空間が最も良い。
昼。
完全に学校には間に合わない時間に起きると、母親が何も言わずにテレビに夢中でダンジョンへ潜り続ける。僕が銀色のピカピカした表紙の攻略本を眺め、この階にはこんなモンスターが居て……と解説し、ゆっくりゆっくりと、トルネコでなく自分たちの満腹度が0%になるまでトライ&エラー。
時にスーパーテンツクに踊らされ、時にガーゴイル店主に追いかけられ……。死んでも死んでも繰り返す。
場面場面で一喜一憂して、隣でヒートアップしたりしなかったりをして、太っちょのおっさんがひたすら階段を上り下りしている様子を、何より人生の楽しみにして、見ている。
コメント (0)
コメントを残す
まだコメントはありません。最初のコメントを投稿してください!