マドリード美術館めぐり ソフィア王妃芸術センター

マドリード美術館めぐり ソフィア王妃芸術センター

書いた人 : nyalra nyalra

 マドリードに来たので、さっそく美術館を回ってみましょう。

 プラド美術館。とても大きな美術館で世界的にも有名です。マドリードの大きな美術館は主に3つ。中でもプラドは別格に大きい。

 ここでは、快楽の園やゴヤの絵画などを暗めの作品堪能しました。ゴヤの絵画が一面に飾られている部屋は敢えて照明が落とされていて薄暗く、闇に包まれた空間で眺める我が子を食らうサトゥルヌスの迫力はひとしお。

 展示の大半は宗教画となっています。


 そのまま10分くらい歩き、ソフィア王妃芸術センターへ。こちらは日本語名よりも現地のレイナ・ソフィアという呼び方の方がカッコいいですね。このレイナ・ソフィアはとても気に入りました。スペイン出身のピカソとダリの絵がふんだんに展示され、国の精神性を感じられます。

 ちなみにマドリードの多くの施設は無料で開放される時間帯があり、巧みに移動すると美術館3つや王宮などの観光スポットをタダで回ることも可能です。とはいえ、その場合は難易度がぐんと跳ね上がりますが。

 現代アートの展示もあり、ケレン味も抜群。

 建物が大きいと展示の迫力も増しますね。

 ゲルニカですね。

 圧巻の一言。

 今まで散々と美術史の本で眺めてきましたが、実物のサイズで見ると印象がまるで違う。細部に込められた狂気と怨嗟が非常に恐ろしい。ピカソのキュビズムの変遷を眺められただけでもスペインに来た甲斐があるというもの(メインの予定はイベント登壇ですが!)。

 牛の顔の中にあるブレた顔の線がおぞましい。この恐怖も実物の大きさでしか伝えきれない。みなさんもマドリードへ向かってください。

 目、鼻、歯、光。

 まだ抽象さが際立っていない頃のピカソ。

 ジョアン・ミロもスペインの画家ですね。レイナ・ソフィアでたくさん堪能できます。


 比較的おとなしいミロ。個人的にだいぶ好きな絵ですが、理由は説明できません。ただ、妙に目を惹き込まれた。この作品を眺めている時間が一番長かったかも。


 ダリの絵を間近で眺められる幸福。

 あまりに繊細な滑らかさとグロテスクな線たちに圧倒されます。ピカソ、ダリ、ミロ。一筋縄でいかないスペイン画家たちの奇妙で絶妙な絵画たちに酔いしれていく。

 現代アート。

 マドリードは世界的にもトップクラスにLGBTへ寛容であり、同性愛者たちが街に溢れています。独裁政権からの抑圧と解放がターニングポイントだとか。街中でキスを交わすゲイカップルも珍しくありません。アートの展示にも同性愛の苦悩と美学が現れており、当時のエイズに対する苦悩と反抗が込められている一角からは、人間の大きな意志が感じられます。


 スペインは80年代までの独裁と内戦の傷跡が未だ色濃く残っており、そうした抑圧を乗り越えたからこその爆発もまた様々な形、多様性から伺えます。

 これからマドリード、バルセロナ、ビルバオとまわり、より多くのことを知っていく。

 それにしたってヨーロッパの昼間は暑い!

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