あまりにトロピコ6(独裁者となって島国を運営するゲーム)をプレイし続けたのでゲーム内の仕様がほとんど分かり、やることがなくなったのでようやく一区切りがついた。ここ2年くらい、ゲーム遍歴で言うなら「トロピコ6はなぜ面白いのか」を理解するために費やした。結果、「国があり、人間があるなあ」とたどり着き、世界史を勉強することとなる。
その後、歴史を振り返った際に、なぜこのように巨大なことが可能なのかといった答えに「宗教」があり、歴史と宗教と人間の三位一体の関係を知る。
宗教とはなにか。
人間が一体化するため紡がれた「都合のいい物語」だ。
神が存在することにすれば、全員がそのような共同幻想を視ることによって多くの人間が、特に貧民たちが救われる。
人類がひとまとまりになる数少ない可能性。
なる必要はない。なったところで、なんらかの一神教が地球を支配したところで、それは新たな綻びまでの猶予期間にすぎない。それも見てみたいけれど。「死」という圧倒的な無と絶望に対して偽りの希望を与えてくれる存在。この世界で生きる意味を授けてくれる「人間が作り出した教え」。世界中で共有されている、特に否定する理由も少ない優しいウソ。
といったひん曲がった言い回しを覆い隠すくらいに壮大な世界観。人間の信心と執着が生み出した荘厳な文化や建築。
現代は集団から「個」へとシフトしていき、どんどん宗教の力は弱まった。けれども人は国と言語を越えたあらたな共通の幻覚として「サブカルチャー」を視た。
フィクション、ストーリー、コンテンツ……本の形にかぎらない新たな聖書たち。
先人たちの活躍をふまえたうえで、どのような福音書が生み出されていくか。
このまま「個」が続けば世界はどういった変化をするのか。
そんな興味と関係なく平常に生活は続く。
それはつまらないよな。
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